昔の梅干し

昔と今の梅干しはどう変わった?

昔と今の梅干しはどう変わった?

昔、夏になると各家の軒先で梅干を土用干ししている光景をよく目にしたものです。20〜30年前ごろまでは、多くの家庭で自家製の梅干を漬けていました。自家製の梅干は、塩、赤紫蘇、梅の三つの原料で作られ、それ以外に何も要りませんでした。出来上がった梅干はなんとも素朴な酸味と塩気、風味があり、ご飯のお供にぴったりでした。しかし、現在、スーパーなどで売られている梅干のほとんどが、添加物や化学調味料を大量に使ったものです。味わってみればわかることですが、自家製の無添加梅干とは全く別の食べ物になっていると言っても過言ではないでしょう。ひとつには、「減塩」ブームがその原因です。塩気の多い食べ物は健康に悪いとされ、梅干の塩分濃度をどんどん抜いていった結果、保存性や風味が落ち、それを補うために出来上がったのが、今の梅干だというわけです。

市販品での無添加の梅干しは?

市販品で無添加の梅干しはある?

梅干しの価格には理由があります

もちろん、現代の市販品の梅干でも、添加物を使っていない、昔ながらの梅干があります。これはこだわった食品を置いているスーパーか、もっと手軽に手に入れたければ、通販によるお取り寄せで入手することができます。そして、このように手軽に本物の梅干が手に入ることから、昔ながらの梅干が再び注目され始めています。もちろん、こうした本物の梅干を作るのは、大量生産の梅干に比べ非常にコストが掛かります。ですから、価格はスーパーのものとは比較になりません。しかし、健康、安全、安心に対して支払う対価だと思えば、そう高い買い物ではないでしょう。大きな違いはやはりその味です。昔ながらのすっぱい梅干、一度味わったら癖になり、一般的に売っているものではもう満足できなくなってしまうでしょう。



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