梅干の今
梅干にカビは生える!?
美味しんぼという漫画をご存知でしょうか。その中にこんな話があります。主人公山岡士郎の努める東西新聞社文化部の富井副部長が、ある夏の日に弁当を開けると、入っていた梅干にカビが生えていた…。しかし梅干は腐敗防止の効果こそあれ、腐るはずはないと言う。そこで、山岡はみなを引つれ、デパートの梅干売り場にゆく。すると、売っている梅干のほとんどは、化学調味料を使った調味液づけだった…。そして、一番高級な梅干だけが、梅に対してその重さの20パーセント以上の塩を使った、昔ながらの本物の梅干だった、という話。このことは、現代において塩分のとりすぎが健康に害であるという考えが行き渡ったのが原因の一つであると山岡は指摘する。
高い梅干が良い梅干
高級な梅干しの風味はまさに、格別!!
つまり悲しいことに、今、本物の梅干を食べようと思うならば、自分で漬けるか、もしくは高級な梅干を買うか、二つに一つであるということだ。しかしながら当然、高級な梅干の味は絶品である。原料の梅のよさもさることながら、しっかりした塩分で漬けられた梅干の風味は、まさに格別だ。驚くのはその価格だ。なんと、一粒200円などというものもある。これは、一粒ごとに個包装され、見た目は高級和菓子の風情である。さらに高級なものになるとまさに梅干のビンテージといった感じになっており、なんと一粒2000円! これは江戸時代に漬けられた梅干だそうで、なにより塩分濃度をしっかりしておけば、数百年の長きにわたって保存できるということが証明されたことになる。味の方は定かではないが…。
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